初めましての方も、お久しぶりの方も ご訪問ありがとうございます。
こちらのBlogにお引越しをして まず最初に書きたいな、
と思い浮かんだことがありました。
もう10年以上前になりますが、
大切な人が 突然亡くなるという事がありました。
「簡単な手術だからすぐに良くなるよ。」
今、これをお読みいただいている方の中にも
大切な方を亡くした、または今まさにその悲しみの中、
という方がいらっしゃるのではないでしょうか。
「簡単な手術だからすぐに良くなるよ。」
その先も ずっと続いていく日々があることを
本人はもちろん、みんなが当たり前に思っていたのに
突然、その日はやってきました。
それからというもの、大切な人がこの世からいなくなる、
という逃れられない圧倒的な現実を 受け止めきれず、
私は 苦しい時間を過ごしていました。
そんな気持ちである日、心を許せる友達に電話しました。
「○○さんが死んじゃった。」
するとすぐに彼女は言ってくれたのです。
「今から行こうか…?」
「今から行こうか…?」
その言葉は、心の奥にすっと入り、
知らないうちに 私は泣いていたのでした。
悲しみながらも、滞りなく変わりない生活をしていたつもりでしたが、
気づかないうちに、悲しみを抑え込んでいたのかもしれません。
私にとっての「非常事態だ」と感じ取り、伝えてくれた言葉は
自分自身の気持ちを照らしてくれるだけでなく、
深い心のつながり、安心を与えてくれました。
彼女の住む街は遠く離れており、
気軽にやって来られる距離ではありませんでした。
それでも、咄嗟にそう言ってくれたことに
その一言にこめられた気持ちに、どれほど救われたことでしょう。
だからこそ。
自分の気持ちを知ることも
誰かの気持ちを理解することも
簡単ではありません。
だからこそ、言葉の力もかりて 近づきたい。と思います。
あなたは今、どんな気持ちでいるでしょうか。
どうしてるかな、と思い浮かべた大切な顔はありますか?
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